
ニカラグア・サンタリタ農園は3年前から契約している農園で昨年と今年で二回訪問させていただきました。
これは毎回期待を裏切らない品質が送られてくるからです。
そしてこの目で確認して確信があります。
2002年2003年(写真)二年連続カップオブエクセレンス入賞を果たし、2007年のカップオブエクセレンスも第9位で入賞しました。
これほどの回数で入賞する農園はあまりありません。
条件が全て整っているのです。
そして亡くなったお父さんの思いが受け継がれているのでしょう。

コーヒーチェリーはサクランボと同じように実があり種があります。何が違うかというと果肉の部分が非常に少なく、チェリーの中身がほとんど種ということです。
しかし食べてみると非常に甘いです。そしてこの糖度の高さがスペシャルティコーヒーに非常に重要な要素となっています。
スペシャルティコーヒーの条件としてその農園の高度は良く言われることです。
なぜかというと高いところは寒暖の差があります。夜に冷え込むからです。
この寒暖差が甘味を作るとも言われているからです。
コーヒーマンとしてこのコーヒーチェリーを口にすることは至福の喜びと言えます。
そしてこの甘味がなぜか愛おしくなるのはなぜなんでしょう?
おいしいコーヒーをめぐり会える瞬間ですね。

サンタリタ農園で今年は写真のようなものができていました。
さて何なのか・・・?
実はコーヒーチェリーを脱穀したとき、果肉が不要物として出ます。これは主に肥料として使われるのですが、ここではこれを発酵させてメタンガスを貯蔵し家庭用の燃料としてこれから使用するらしいです。
エコの意識が世界的に高まっているという印象を持ちました。

コーヒーの点て方は国によっても人によっても様々でそれによって煎りかたも挽きかたも変化します。
だからコーヒーは奥深いのです。
写真はドリップを持参しなかったのでおかしなことになっていますが、日本では基本的にドリップ式が主流となっています。
サンタリタ農園のパストーラさんに日本ではこのようにして点てるんですよという説明します。
ペーパードリップはメリタが本場ですが、日本でも独自で発展してきました。
なぜなら日本人はとりあえず舌に残る雑味、粉感を嫌います。これをいかに除去するのにはペーパー式が最善だからです。
コーヒーの味を100パーセント楽しむならプレス式と言われますが、こればっかりは自由です。
だからパストーラさんにはこのようにしてコーヒーを楽しんでいる日本人を思い浮かべながらお仕事してもらえたら嬉しいです。
スペシャルティコーヒーの田代珈琲株式会社
コーヒー豆は果肉を除去してからパーチメント(堅い皮)を付けた状態(水洗式)で乾燥させます。基本的にコンクリートの上で乾燥させるのが一般的ですが品質をあまり考えないところはアスファルトだったりします。最近増えているのが棚上げ乾燥です。アフリカンベットの上で乾燥させる方法です。
ニカラグアではコンクリートは高価なので全てではありません。写真のようにビニールを広げて乾燥させることもあります。
これは良し悪しで乾燥中にしっかりと混ぜることができないのです。ニカラグアは人件費が安いので人手で対応していますが、人手が足らなくなると品質低下の恐れがあります。
良いところは敷物をたたむだけで豆を回収できますので効率的です。突然の雨にも対応できます。
資金のあるミルはどんどん設備増強しているので品質を見極めるにはやはり実際を目で見なければいけませんね。




プラモン パグアガ(62歳) 農園主としては二代目で息子とがんばってスペシャルティコーヒーを追及している。
彼は小農園を三か所所有しています。エル・エスフエルソ農園(意味は努力)は1992年、内戦で一度はダメになってしまった農園です。
しかし、太陽からの角度、土壌まどスペシャルティコーヒーを栽培するのに適した農園ということで再開拓したというまさに努力の賜物の農園である。
スペシャルティコーヒーという考え方がなかったら収穫された豆は名もなくニカラグアSHGという輸出規格で世には出ていなかっただろう。
田代珈琲株式会社 ニカラグア エル・エスフエルソ農園